アイブロウリストの職種・仕事内容とは？ | セブンビューティーアカデミー

アイブロウリストになるには？

アイブロウリストになるためには、アイブロウに特化した知識や技術を学べる講座を受ける必要があります。アイブロウや眉毛エクステの技術習得スクールが民間にいくつかあり、そうしたスクールでアイブロウの基本技術やお客様に合う眉のデザイン力、提案をスムーズに進めるためのカウンセリング力などを身に付けていくのが、最も近道でしょう。スクールによりますが、履修に必要な時間数は10～20時間が一般的で、仕事や他の学校と並行して勉強している人もいます。
また、アイブロウリストになるためには、美容師免許が必須となります。そのため、アイブロウリストになるための講座を開催しているスクールの多くは、美容師免許を持っていることが入講条件となっています。しかし、なかには美容師免許を持たない人のために取得の支援をおこなっているスクールもあります。美容師免許がなくても受講できるかどうかは、必ずスクールに確認するようにしましょう。

アイブロウリストの仕事内容

アイブロウリストがおこなう仕事内容には、大きく分けて「事前カウンセリング」「眉をデザインする」「眉を整える」の3つがあります。それぞれについて、詳しくみていきましょう。

事前カウンセリング: 事前カウンセリングでは、「眉にどんな悩みがあるのか」「どのような眉にしたいのか」「顔全体をどのような印象にしたいのか」などを聞き取ります。顔の輪郭や目、鼻などの顔のパーツも眉を整えるうえで重要な部位となるため、カウンセリングの段階で全体のバランスなどを確認することも少なくありません。

眉をデザインする: 事前カウンセリングでお客様の意向が確認できたら、お客様の魅力が十分に発揮されるような眉のデザインを一緒に考えていきます。整えた眉毛が不自然にならないようなデザインにすることも重要です。濃さや長さなどもしっかりと見ながら、お客様の要望とアイブロウリストが提案するデザインを擦り合わせていく作業となるでしょう。

眉を整える: 眉のデザインが決まったら、実際に眉を整えていきます。必要のない毛は専用のワックスなどを用いて脱毛することが多いでしょう。眉そのものの形はハサミでカットしながら整えていき、デザインした眉毛を実際に創り上げていきます。場合によっては、アイブロウのエクステを使用することもあります。

アイブロウリストの仕事の流れ

アイブロウリストは、「アイサロン」「アイラッシュサロン」と呼ばれる眉毛やまつ毛といった目元に関する美容サロンに勤務することが多くなっています。その他、アイブロウサービスが併設されている美容院やネイルサロンなどに勤務する場合もあります。アイサロンに勤務した場合を例に、実際の仕事の流れをみていきましょう。

開店準備: 出勤したら、まずは開店準備です。当日の予約の確認や、サロン及び機器・器具の清掃や衛生管理をおこないます。お客様の目元周辺を施術するため、目に雑菌などが入らないよう衛生面には非常に気を遣わなくてはなりません。サロンや機器・器具によって管理方法や滅菌・殺菌の方法はさまざまですが、衛生管理と手入れは常に注意しておこないましょう。

営業中: 開店後は、来店されたお客様の接客と施術です。前述した、①カウンセリング、②眉のデザイン、③眉を整える施術、という流れでおこないます。技術面でご要望に応えることはもちろん、しっかりとお客様のお話を伺い、「このサロンに来て良かった」と喜んでいただけるよう心がけましょう。

閉店後: 閉店時間になり、すべてのお客様が帰られたら、閉店作業です。サロンや機器・器具の片付け、清掃などの他、店長や責任者の場合は売上管理などの業務もあります。多くの場合は、ただ施術をするだけでなく、事務作業などもしなくてはならないので、そうした仕事も含まれていることを覚えておきましょう。

アイブロウリストの必要なスキル

アイブロウリストに求められるスキルは、「眉デザイン」「眉ワックス脱毛」「眉の毛流れを整える」技術があります。

「眉デザイン」の技術を身につけたい場合は、資格を取得するのもおすすめです。
ジャパンブロウアーティスト協会が認定する「アイブロウマイスター初級」は、眉毛に関する幅広い知識を身につけながら、顔型やパーツバランスなどをもとに、プロの眉アドバイザーとして適切な提案ができることを認める資格です。
美容師免許不要のため、エステティシャンやネイリストの方でも講座を受講することで資格を取得することができます。
講座内容は「技術実技」と眉に特化した以下のような「生理学」や「メイク基礎」の理論があります。
・眉型の基本・眉頭の形・印象変化・骨格・男女による違い・人種による違い・筋肉・筋肉の特徴と眉デザインの対処法・顔の黄金比・目の位置で確認！タイプ別判断法・魅力診断・眉の黄金比・顔型と眉山の相性・眉コスメと使用法・眉の描き方など。

「眉ワックス脱毛」および「毛流れを整えるノンケミカルブロウラミネーション」をエステメニューとして行なう場合は、美容師免許は不要です。
美容師免許をお持ちでない方は眉カット、眉毛パーマ、眉エクステの施術は業として提供できません。
美容師免許を取得するためには、厚生労働大臣が定めた養成施設で所定の期間以上勉強し、国家試験を受けて合格する必要があります。

アイブロウリストには眉のカットスキルや全体を見る観察力、一人ひとりに合った眉をデザインする力などが必要となってきます。独学で学ぶよりは、専門のスクールや講座を受講して専門家から知識や技術を習得した方が良いでしょう。
眉をスタイリングするアイブロウリストは、人の第一印象を位置付ける重要な仕事といえます。女性だけでなく、男性専門のアイブロウサロンも増えてきていることから、活躍の幅は今後広がる可能性があります。見た目の印象を美容面で支えたいと思う人には、ピッタリの職種といえるでしょう。