事前審査と実技試験は一体どのような内容なのでしょうか?ここからは、手順をご紹介します。
1.事前審査
実技試験が行われる前に事前審査が10分あります。テーブルセッティングやハンドモデルの爪の状態を確認されます。
・テーブルセッティング・消毒管理
使用が許可されている用具・用材をトレイ内にセッティングし、用具を衛生的に処理しておきます。
・モデルの爪
モデルは誰でもできるわけではありません。モデルは15歳以上(男女不問)で、爪や爪の周囲の皮膚に疾患がないことが条件です。
2.実技試験手順
実技試験の制限時間は70分です。その中でネイルケア、カラーリング、ネイルアートの工程を行います。続いて実技試験チェックポイントをご紹介します。
・ファイル/エメリーボードの扱い方
しっかり支えをつけて一定方向にファイリングをおこないましょう。
・ラウンドの仕上がり
側面がストレート、先端部分がカーブになっており、角が無いよう左右対象に仕上げましょう。
・メタルプッシャーの使用方法やニッパーハンドリング
自己流では減点になってしまいます。正しい持ち方、動かし方を講師からしっかり学びましょう。
・クリーンナップ仕上がり
受験者、モデルともに手指への出血を伴う損傷を与えた場合は失格の対象となるため、十分に注意しましょう。
・カラー表面(色むら)
ベースコート、カラー(赤)、トップコートがムラなく塗布されていることがポイントです。
・カラー・ラインどり
・ネイルアート
モデルの右手中指に赤のネイルカラーに映える、花のフラットアートをアクリル絵の具と筆を使用して描きます。ストーンやラメも使用可能です。10分以内に描き終わるようにしましょう。
・実技合格基準
失格の対象に該当されないよう気をつけながら、50点満点中、38点以上をとりましょう。最新の実技試験の概要や採点基準などはJNEC公式サイトをご確認ください。