セラピストとは、もともと療法士や治療士という意味を持つ言葉です。英語で治療を意味する「セラピー:therapy」が語源と言われています。
セラピストは、ケガをした人のリハビリテーションなどで活躍する理学療法士や作業療法士といった職種と、サロンなどで心身の悩みを施術するアロマセラピストやカラーセラピスト、リフレクソロジストなどの職種に大きく分けられます。理学療法士や作業療法士になるには国家資格が必要ですが、アロマセラピストやカラーセラピスト、リフレクソロジストなどには国家資格は存在せず、民間団体の資格取得で就くことができる点が大きな違いです。
また、民間団体の資格取得で就くことができ、サロンなどで働くセラピストの中にもさまざまな種類があります。いくつか例を挙げてみましょう。
・アロマセラピスト
お客様の状態や好みに合わせた精油を用いて施術する「アロマテラピー」をおこなう職種です。アロマの効果で、心身をリラックスさせてお客様を癒します。複数の団体がそれぞれに資格試験や認定をおこなっており、認知度も高い職種と言えるでしょう。
・カラーセラピスト
カラーボトルやカードを用いて、お客様の心身状態を読み取る職種です。お客様が選んだ色から、どういった悩みやストレスがあるか、それらを軽減し心身のバランスを整えるためにはどうしたら良いか、アドバイスなどをおこなう心理療法です。
資格や手法などはさまざまですが、基本的にはお客様の心身の悩みを読み取ったり聞き取ったりして、それを癒すのがセラピストだと言えるでしょう。